私はUSCPAの4科目受験を終えたのですが、資格の勉強を始める前と比較すると、日々の生活の中で感じるライフスキルの変化が結構ありました。
ふとした瞬間にそのメリットを実感したりするんです。
これってUSCPAを勉強した成果じゃない?こんなところでもメリットを享受できるのね!
今日はUSCPAの勉強で得られたメリットを知識面・生活面、それぞれの観点から見ていきたいと思います。
知識面でのプラス効果
経済ニュースが理解しやすい
「脅威の円安からいきなり円高が進む」
「自己株買い大幅減に投資家失望」
「無形資産の評価に期待あつまる」
USCPA勉強前の私であれば、こんなニュースが読みあげられても理解に苦しんでいたと思います。現在は経済用語も理解できますし、ニュースの内容自体がすんなり頭に入ってきます。難しい内容でも調べれば理解できるレベルまで自分の知識レベルが上がったなと実感します。
金融リテラシーがつく
以前より、お金に関する知識や判断力がぐっと高まりました。というのも、USCPAではお金の「現在価値」や「将来価値」といった概念を勉強しますし、計算方法ももちろん学びます。
「今の100万円」と「1年後の100万円」は違う、この意識がかなり高まります。(私はそうでした)
今では18歳でもクレジットカードを作ったり、ローンが組めたりするようになっているので(成人年齢が引き下げられたので)、高校の授業で金融経済教育が導入されていますが、それまでは金融経済の勉強は自力でするしかなかったですよね。超重要なのに…。
USCPAの試験を終えてからは、自分のお金の使い方や資産形成について、深く考えたり、見直したりする機会が増えました。というか、今まで全然考えていなかったな、と反省しています。
これからの世の中を生きていくためには必須の力だと思いますので、USCPAの勉強を通して金融リテラシーを身につけられた価値は大きいなと感じます。
決算書・財務諸表が読める
USCPAの勉強をしていたら、あたりまえではあるんですが、企業の決算書が読めるようになります。難なく、すらすらと、それも楽しく。
仕訳をめちゃめちゃ覚えますし、どの財務諸表に何が記載されているのか、叩き込まれるので…笑
日本の企業のものも、外国の企業のものも読めるようになります。
USCPAの試験を終えると、勉強し続けない限りどうしても習得した知識は抜けていきます。それを防ぐためにも、気が向いたときに決算書を読む。これオススメです。頭の体操になりますし、記憶も戻ってきて、自分にとっては良いトレーニングになっています。
英語への抵抗感がなくなる
稀に来ていた英文メール、以前は完全にスルーしていました(笑)
それが、USCPAの勉強では日々膨大な英文資料に接していたので、自然と英語への抵抗感がなくなりました。何なら、英文の内容が気になっちゃって、読んじゃうくらい慣れました。
英語の読み書きや英会話ができるかどうかは一旦置いておいて、英語に抵抗感がなくなったことで、いろんな情報源を頼りにすることができるようになり、ラッキーだと今では感じています。
生活面でのプラス効果
タイムマネジメントの習慣化
USCPA取得のための勉強時間の捻出は、誰しも一度は苦しむと思います。
仕事が忙しい時でも、子供が寝付かない時でもなんとか勉強する時間を捻出しようと、日々磨いてきたタイムマネジメント力。この力は試験後も引き続き生きます。
もちろん、試験前と比べるとその力の入れ具合は変わってくると思いますが、勉強や仕事、プライベートの時間をバランスよく使う習慣が形成され、効率的に時間を活用できるようになります。
私は自分の時間を捻出するために、よくベビーシッターに子供の面倒をみてもらっていましたので、「他人に頼ること」に対して抵抗感がなくなりました。これも時間を管理する一つの方法だと思っています。
サードプレイス・同志とのつながり
USCPAの勉強中は、X(Twitter)などのSNSを通じて同じ目標に向かって励まし合う仲間とつながることができます。
私も毎日のように#USCPAでツイート検索していました。情報交換したり、助言しあったりして、学習のモチベーションを上げていました。合格する仲間がいると、お祝いのメッセージを送りあったりと、オンライン上ではありますが、長く長く続く辛い勉強の励みになります。予備校で一緒に勉強した後、オフ会をされている方もいらっしゃいます。
勉強中につながった仲間の存在は結構大きく、仕事とも家庭ともまた違った新しい第3の居場所ができたという感じです。
USCPAのコミュニティもあるので、資格取得後のキャリアや転職活動についても相談することができます。
自律的な学習意欲の醸成
大人になってから必死で何かを勉強したことなんて私にはありませんでした。USCPAが初めてでした。それも長く、つらい、孤独な勉強です。
だけど、その環境に慣れると、不思議なことに自然と勉強意欲が湧いてきます。USCPAの試験が終わったら、これもやりたい、あれもやってみたい、といった具合に。
「自律的に学習する」コツを身に着けることができたからか、わからないこと・しらないことが学びたくなります。アインシュタインの言葉がぴったり。
学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。
アインシュタイン
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。
The more I learn, the more I realize I don’t know.
The more I realize I don’t know, the more I want to learn.
まとめ
USCPAはすぐに取得できる資格ではなく、半年、1年といった長期スパンで勉強をし、知識を身に着けていく資格です。長く勉強したからこそ、単なる資格取得ということではなく、自分の今後の人生を豊かにする知識・生活スキルの向上にもつながります。
ここで終わったらもったいない!ということで、USCPAで得たこのメリット・変化を次はどのようなことに生かすか、私も日々模索しているところです。