今回は、インド グルガオンでの住まいを選ぶ際にどんなことを気を付ければいいのか、どんな特徴があるのか、日本にいる間にインドの不動産屋さんや現地に住んでいた友達からポイントを教えてもらったので、その内容をまとめます。
グルガオンで住居を探す場合、基本的にはコンドミニアム(日本でいうアパート、マンション)の一室を借りることが多く、それぞれのコンドミニアムの設備や間取りを比較検討して決めるそうです。無知な私は「一軒家とかあるのかな~」なんて思っていましたが、そんな選択肢はレアだそうです(笑)
当たり前ですが、日本の住宅環境とは違うので、そのあたりも実際に確認した内容を書いていきたいと思います。
※初稿より更新した箇所は色付けしています。
職場や学校(スクールバス)からの近さ
駐在員の場合はドライバーがつくことが多いので、基本的に車移動になる。デリーほどではないが、グルガオンでも渋滞がある。
毎日の通勤や通学が負担にならないように、できる限りオフィスや学校から距離がないところに住まいを構えるのがベター。
我が家では、不動産屋さんに提案されたアパートメントの住所をGoogle Map上に登録して、オフィスや学校からの距離を確認したり、通勤・通学に使う経路を確認したりしました。地図上は近く見えても、道路の構造上の問題なのか(一方通行とか?)結構移動時間を要する経路もあったりしたので、Google Mapで確認してよかったです。
セキュリティ
何よりも重要。ただ、グルガオンのアパートメントは基本的にメインゲートやビルエントランス(グラウンドフロア)でのセキュリティチェックがあり、ガードマンもいる。
例えば、メインゲートでは、業者が来たとしても、どこの部屋あての訪問なのか控えられ、顔写真をとられ、車番も控えられる。敷地内に知り合いが入る場合は、専用のアプリ等で連絡がくるので、アプリ上で居住者が許可する必要がある。(ビジター用のゲートと居住者用のゲートは異なる)
何かあった際の緊急連絡方法、訪問者のチェック方法等、各アパートのセキュリティルールやレベルを確認するのがよさそう。
階数、部屋の向き
日本と違って、上層階は夏になると暑すぎるため、避けられ、低層階が好まれる傾向。
1階をGround Floor、2階をFirst Floorと呼ぶ。Ground Floorから7階くらいまでは害虫(特に蚊)が多くでる。(蚊の出没シーズンは11月下旬~2月頭以外)
部屋の向きについては、夏場は北側が涼しいので人気。ただし、日差しが差し込まないと結構暗いので、スタンドランプを置く等の対応が必要。
個人的な話ですが、高いところ苦手で…子供にとっても高層階は危ないので、もともと低階層に住みたい派です。低階層が人気ならば、希望するフロアの空きが少ないかもしれないですねぇ…
間取り
日本では、1R/1K/1DK/1LDKといった間取りの表記がありますが、インドでは1BHK、2BHKという感じで、BHKという表記が出てくる。
- B:Bath room
- H:Hall(居間)
- K:Kitchen
となり、数字はベッドルームの数。そしてベッドルームにはトイレの併設あり。
1BHKは日本でいう1LDKに相当しますが、グルガオンのお部屋の間取りで、1BHKや2BHKの物件は少なく、3BHK〜4BHKがほとんど。広さは200㎡~400㎡(2150sq.ft.~4300sq.ft.)ぐらいまで幅あり。
お部屋が3個も4個もあって、かなり広そうです。日本からのゲストも難なく宿泊できるでしょう。本帰国後、日本の家に絶対に荷物が入りきらなくなる自信が今からあります笑
家具・家電ありなし
住居を探す際に、Furnished(家具付き)かUnfurnished(家具無し)か選べる。
エアコンは家具付きでも家具なしでも設置されている。
冷蔵庫 / 冷凍庫 / 洗濯機 / 電子レンジ / 食洗機があるかどうか、この辺りはオーナーさん次第。
ちなみに、Furnishedのケースで、家具を傷をつけたり、汚したりした場合、契約時に支払う敷金(家賃の2~3か月分)から修理費用を差し引きされる。
またオーナーが入れている家具を変更したい場合・撤去してほしい場合、置き場所がない等という理由でNGになる可能性がある。自分の趣味の家具ではない場合もある。一つ一つオーナーと交渉することが必要。
洗濯機は外(ベランダ)に設置されてるところもあるそうですが、大気汚染の時に外に出たくないので個人的に絶対に部屋の中に設置してある賃貸を選びたいです。
お風呂(バスタブやギザ)
インドではお湯を出すために、湯沸かし器(ギザ)が設置されている。
またバスタブがあるかどうかもコンドミニアムによる。バスタブがない場合、バスタブを新たに設置してもよいか、オーナーと交渉することは可能。
通常、1つのバスルームに設置してあるギザの容量は25リットル。バスタブを利用する場合は70リットルはあった方がよい。そのため、25リットルのギザを70リットル仕様に変更する必要がある。これもオーナーとの交渉事になる。
バスタブにお湯を張ることはできるが、その後シャワーを浴びたい場合は、別の部屋のバスルームへ移動する必要あり。
バスタブで囲わないと、子供が脱走しそうなんですが…笑
短期間なら我慢できそうですが、一年以上住むならバスタブは欲しいです。
クラブハウス
クラブハウスに加入すると、アパート内にある様々な施設が使えます。
公園/子供用遊具/ジム/プール/テニスコート/バドミントンコート/バスケコート/レストラン/カフェ/ミニマート/美容室/銀行
ちなみに有料のところと無料のところがあるが、有料の方が費用をかけている分、メンテナンスが行き届いており、綺麗。
もう完全に日本のホテルではないでしょうか?
美容室があるというのは日本では聞いたことないかもしれません!!すご~い(拍手)
公園、遊具、プールは子供にとっては三種の神器なので、使い倒します。
ライフライン(水・電気・ガス)
グルガオンのアパートなら、水、電気、ガスは普通に使えます。停電することがありますが、発電機や予備電源のシステムがありますので、復旧が早いです。
地震対策用に日本で買った蓄電池は流石にインドには持って行けなさそうなので、現地で調達した方が良さそうですね。
契約前の確認事項
- 契約前に、備え付けの家具類の動作、壁の状態、水漏れの有無などを確認し、問題があれば修理を依頼
- 入居前のペストコントロールの実施有無
- 電話やインターネット回線の設定の有無
- 契約期間(11か月間が標準的。1年を超えると登記が必要だそう…)や家賃(毎年家賃が上がる)などの契約内容
できれば、すべて管理会社側にお任せしたい内容ですね。自分でやるとなるとどれだけ時間がかかることなのか・・・想像もできないです。
そして・・・「ペスト」という言葉自体、恥ずかしながら知らなかったんですが、害虫(ゴキブリ・蚊・チョウバエ・ダニ・シロアリ等)・ネズミ・害鳥(ハト・カラス等)などの有害生物のことをそういうらしいです。ひぇ~
まとめ
グルガオンのアパートを選ぶ際のポイントを今日は書いてみました。
ただ、正直見学してみないと、なんとも言えないですね。
実際に下見した結果については、またレポートしたいと思います。