仕事をしている最中に保育園から電話がかかってくることがありますが、だいたいは体調不良によるお迎え要請なんですよね…。そんな時に頼れるのが病児保育サービス(病児シッター)です。
実は私、病児シッターを使う前までは、病児保育に対して否定的で、子供の体調が悪いときは親が看る方が絶対にイイと思っていました。
今でも親が看る方が子供も安心すると思います。でもどうしても仕事が忙しい時、休めない時は、他の人に頼ってもいいんだ、プロに任せれば自分も安心して仕事ができるんだ、と思えるようになりました。
今日はなぜそういう考えに至ったのか、使ってみてわかったその良さを書いていきます。
病児保育のメリット
焦らなくて大丈夫
子供の体調がすぐ良くなれば仕事への影響も少なくて済みますが、子供の風邪は長引くことも多いです。2、3日発熱が続くことなんてザラ。感染症の場合は元気になっても自宅療養期間が設けられているので、しばらくの間は登園・通学ができません。
1日ならばなんとか仕事を調整できるかもしれませんが、3日、4日になってくるとさすがにどうにもなりません。
大事な仕事が入っている時期に限って、子供は発熱するんですよね、あれ何でなんでしょう。
でも病児保育サービスと出会ってから、焦らなくなりました。「職場の周りに迷惑がかかる、しわ寄せがいくんじゃないか」と心配したり気を使ったりすることも減りました。それだけ子供の病気で仕事を休むことに気を遣っていたんだと思います。
回復するのに時間がかかっても、感染症にかかっても、病児保育サービスを利用すれば仕事はできます。自分が仕事を休めるときは自分で看病し、どうしても仕事が休めない時は病児保育に頼る、といった感じで自分にとって負担ないスケジュールを組むことができます。
つきっきりで看てくれる安堵感
ワーママの初めの頃は、病児保育に否定的だったこともあり、子供が発熱したりなんかすると、自宅でリモートワークをしながら、病気の子供を看病していました。
子供を横目で見ながら電話をし、体温を測ったらメールを打ち、打ってる途中で「ママ、横に来て」と言われ添い寝し、雑炊を作って食べさせ薬を飲ませたら、また会議資料を作り…
トイレに行く暇もありませんでした。仕事を抱えながらの病児保育は堪えます。
余裕が全くないので病気の子供に対してゆっくり接することができないどころか、あたりがキツくなっていました。なんてかわいそうなことを…自分は何をやっているんだろう、と反省しまくりました。
病児保育される方の多くは看護師や保育士の資格を持っている方や子育て経験がある方です。つきっきりで看てくれ、何か変化があればすぐに動いてくれます。投薬もしてくれますし、病院にも連れて行ってくれます。
事細かに症状をメモで残してくれたり、睡眠中の呼吸チェックもしてくれます。
自分が看ていた時よりも、常に隣で、そしてプロ目線で看病してくれる。病児保育はかわいそう?そんなこともないのでは。頼もしい親族がサポートしてくれるような感覚です。少なくともわが子は病児シッターさんが来てくれることを喜んでいます。
子供が病気をしていても安心して働ける、それってほんとうにすごいことです。
看るのも遊ぶのもプロで親も子もハッピー
子供が小さい時は熱があっても比較的元気なことが多く、そんな時は病児保育サービスの方が遊び相手にもなってくれます。子供はいつだって新しいことに興味津々。いつもとは違う遊びに大興奮です。
もちろん遊びながらも、体温測定、水分補給は徹底してやってくれます。
我が家では「先生がきてくれる!」と病気の時でも喜んでいて、今となってはなくてはならないサポートの一つです。
病児保育サービスを提供する会社4選
私は年会費や月額費用等の固定費用がかからないポピンズシッターとキッズラインを利用しています。今後使ってみたいなと気になっていたフローレンスとル・アンジェについても調べてみました。
ポピンズシッター(旧スマートシッター)
- 形態:利用者が希望のシッターさんを探すマッチング型。
- 料金:入会金・年会費無料。月額料金はなく、利用しただけ時間当たりの料金を払う。シッターさんのスキル・経験によって料金に幅あり。
- 実績:日経DUAL1位
- 特徴:病児保育に特化しているわけでないので、病児保育ができるシッターさんを探す必要がある。通常の保育料金に加えて病児追加料金(時間と感染症の有無で+2,200円~6,600円)が発生する。
キッズライン
- 形態:利用者が希望のシッターさんを探すマッチング型。
- 料金:入会金・年会費無料。月額料金はなく、利用しただけ時間当たりの料金を払う。シッターさんのスキル・経験によって料金に幅あり。
- 実績:全国約400名のシッターが在籍。ベビーシッター家事代行190万件突破。
- 特徴:シッターさんに依頼する前に、対面かオンラインでの顔合わせが必須。同じ人に再依頼する場合は不要。病児保育に特化しているわけでないので、病児保育ができるシッターさんを探す必要がある。
フローレンス
- 形態:会社が仲介しシッターを派遣してくれる派遣型。
- 料金:入会金30,000円~、月会費6,680円~、保育料2,500円~/時(※条件によって変動)
- 実績:2004年の設立以来、12万件以上の訪問型病児保育を実施。
- 特徴:関東圏の病児保育に特化。当日8時までに依頼すれば(88%の確率で)シッターを派遣してくれる。入会手続きに時間がかかる。
ル・アンジェ
- 形態:会社が仲介しシッターを派遣してくれる派遣型。
- 料金:入会金55,000円~、年会費11,000円、月会費8,800円、保育料2,750円~/時(※条件によって変動)
- 実績:年間2万件以上、登録シッターは3,500人以上、法人契約多数
- 特徴:関東圏の病児保育に特化。前日14時~20時、当日7時~10時の受付で当日100%シッターを派遣してくれる。新生児も対象。入会手続きに時間がかかる。
年会費や月額費用がかかる会社はお金をかけている分、当日の対応率が非常に高いです。コストをかけてシッターさんを確保しているのでしょう。ポピンズシッターやキッズラインは固定費用がかからないので、初めて病児保育を利用する方、トライアル利用したい方にはオススメです。
まとめ
病児保育サービス(病児シッター)は使ってみてその良さに感動します。もっとはやく使えばよかったな、と今では思うほどです。
でも病気の時、今「私」を求めているんだろうな、と感じることがあるのも事実です。つらい時、きつい時は親の顔が思い浮かぶのでしょう。そりゃそうだ、自分もそうだったじゃないか。
だから病児保育に頼りつつも、自分しかできないスキンシップ、自分にしかできない愛情表現を病気の時は普段より意識するようにしています。
働くママが少しでも罪悪感や負担感なく働けることを祈って、今日は病児保育について書いてみました。
病児保育以外にもワーママにオススメしたいサービスをこちらの記事でまとめているので、ご興味あれば是非!